東叉沢のカタクリの花

旧白地山登山道・東叉沢のカタクリの花の群落です。野口の奥にあります。
小坂町の中でも一番好きな場所です。特に今の季節限定ですが。
1987年か8年頃に初めて白地山登山に連れて行ってもらいこの場所を知りました。
でもそのときは6月だったので、カタクリの花は咲いていなくて、まったく違う景色でした。
その数年後の4月29日斉藤スポーツの和男さんに
「片栗の花が咲いたから見に行くぞ!」って言われて連れて行ってもらいました。
まるで紫のじゅうたんのように広い範囲に花が咲き、綺麗でした。
一輪草や、二輪草 他に名前忘れたけど可憐な花が咲いていました。

これがカタクリの花
根こそぎ持っていって
商売してはいけません。
皆でこの自然を守りましょう。
車が一台通れる狭い
林道が奥深くまで続きます。
奥に滝があります。
もうすぐここには
牛が放牧されます。
谷間だから逃げられないの!

ここはほんとに素敵な場所です。大好きです。

紅葉の時期も沢まで来る途中が綺麗なの、(ダム沿いの旧道のことです)
行ったことないけどカナダの景色に似ている、とずっと思っていました。
誰も賛成してくれない・・・まあ、ここを知らない人が多いけど。

この辺の景色のことを1878年6月に日本旅行をしたイギリス人旅行家
イザベラ・バードがロッキィー山脈の峠に似ているって書いてあるからあながち間違っていないかも
って本当は大館から碇ヶ関を通ったんだけど・・・矢立峠とほとんど一緒でしょ!

「日本奥地紀行」私のお勧めです。
最近、川口町長もKISの総会挨拶でこの本を紹介したのでびっくりです。

今年は5月3日に行ってきました。少し花の盛りを過ぎていましたが・・。
皆さんいかがでしょうか?

夏は鬱蒼としたジャングルになります。ピクニックなら今です。
山菜の時期になると青森ナンバーが多くなります。県境ですからね。
ウドとかタラの芽、ミズ、フキ、蕨、ぜんまい
何でもあるらしいのですが、私は踏んづけて歩きます・・・。

何年か前に釣りの雑誌に紹介されたりしてだんだん人が多くなりました。
今までは山菜取りのプロか、地元の釣りマニアくらいしかいなかったのに・・・。
めったに人とは会わない場所なんですがゴールデンウィーク中ということで約30分の間に
車5台くらいとすれ違いました。信じられないです。
ここはこのままでとっておきたい!
   

注意 現在の白地山登山道は樹海ライン沿いからはいるコースと
十和田湖西湖畔側からのコースが主流です。
東叉沢の先は堰堤で行き止まりですよ。古い登山の本には紹介されているでしょうが・・・。
そこから先の登山道はありません。町でもコース変更をして整備しなくなりました。

でも沢をジャブジャブこぎながら約45分登り、さらに急坂を20分登ると山頂です。
沢のどこから上に登ればいいのか目印はないと思います。
私が登った15年位前ですら標識がなかったんですから・・・。サバイバルコース!!
この辺の山は根曲がり竹の宝庫!すごく立派な竹の子が取れるらしい。でも内緒ね。
水芭蕉は小坂町は
どこにでもある。
食べられるけど
私は見るだけ。
時期は少しずれますが
十和田湖畔の
植物生態系と同じ。
妖精がでてきそうでしょ

私は日本で今まで見たどの峠よりもこの峠を褒め称えたい。光り輝く青空の下であるならば
もう一度この峠を見たいとさえ思う。この峠は、(アルプス山中の)ブルーニッヒ峠の最もすばらしい
ところとだいぶ似ており、ロッキィー山脈の中のいくつかの峠を思わせるところがある。しかし
いずれにもまさって樹木がすばらしい。孤独で、堂々としており、薄暗く厳かである。
その巨大な杉は船のマストのように真っ直ぐで、光を求めてはるか高くまで、
その先端の枝をのばしている。藪になっているのは、湿って木陰の場所を好む羊歯類だけである。
樹木はその香ばしい匂いをふんだんにあたり一面に漂わせ、多くの峡谷やくぼ地の深い日陰で、
明るく輝く山間の急流は踊りながら流れ、そのとどろき響きわたる低音(バス)は軽快な谷間の
小川の音楽的な高温を消していた。旅人が草鞋を踏みながらやってきて、
この静寂を破るようなこともなかった。鳥のさえずる声もなければ、虫のすだく音もなかった。

by イザベラ・バード「日本奥地紀行」303〜304pから抜粋しました。

ほんと、そんな感じです。表現がうまいねぇ、さすがです
125年前とここは違わないってことが凄いです。

でも、ハチクロウ地区から相内鉱山跡地を通り
国道282号線にぶつかる立派な道が出来ていました。
この道は何のための道なの??必要ないでしょ!誰か教えて!

左が西叉沢です。 右が東叉沢です。

今度は西叉沢です。

ここには何があるかって?皆さん知らないでしょう!
奥々八九郎(ハチクロウ)温泉です。

秘湯中の秘湯です。って、温泉の認定されているのかしら?

以前はただの四角い穴でしたが。
どうしたことでしょう。凄いことになっている。
いつの間に回りの木を切ったんだ?
自然に倒れたのかしら?そんな馬鹿な!

道端の視界が突然ひらけ温泉が出現します。

コンクリート??で整備されている。
人の手が加わると入り易いですね。
小さな虫が凄いです。蚊というかハエというか
ぶんぶんしています。
ちょうどいい温度です。
お湯がぼこぼこ吹き出ていていい感じ。
足だけでも気持ちいい!
いつかこっそり入りに来ようかな!
でも熊が出たらいやだな。
著名な温泉愛好家のおじいちゃんが訪れ
その著作の中で絶賛していたらしいけど?
詳しく知りません、誰か教えて!